COLUMN
床の傷みや壁紙の汚れをどうするか。
費用の目安と工事範囲の決め方、補助金の実際をまとめました。
床の傷みや壁紙の汚れが気になってきたとき、最初に知りたいのは「どこまで直せばいくらかかるのか」だと思います。この記事の主役は、床・壁・天井を直す・新しくする内装リフォームです。壁を抜いて部屋をつなげる、水回りごと動線を作り直すといった、間取りから見直す内装リノベーションも同じ窓口でご相談いただけます(2つの違いの解説はこちら)。費用の目安、工事範囲の決め方、マンションの床材ルール、補助金の実際を順に整理しました。
住まい全体の床・壁・天井をまとめて新しくする場合のおおよその金額は、料金シミュレーターで「内装のみ」を選ぶとすぐに確認できます。
ご相談で多いのは、歩くと床がきしむ、フローリングの傷やへこみが増えた、壁紙が黄ばんできた・はがれてきた、和室を洋室として使いたい、といった困りごとです。
工事の範囲は部位ごとに分かれます。床は、今の床材の上から新しい床材を重ねる「上貼り(重ね張り)」と、既存の床材をはがして張り直す「張り替え」の2通り。壁と天井は壁紙(クロス)の張り替えが基本で、下地の傷みを補修してから仕上げます。畳をフローリングに変える、押し入れをクローゼットにするといった工事もこの範囲です。ここまでが、今あるものを直す・新しくするリフォームにあたります。壁を抜いてLDKを広げる、水回りを動かして動線から作り直すところまで進むと、間取りや使い方から見直すリノベーションです。当社はスケルトンまでの解体を伴う工事や、用途を変えるコンバージョンにも対応しています。
国土交通省の調査では、実際にリフォームを行った世帯の費用は平均154万円・中央値48万円(令和6年度住宅市場動向調査・三大都市圏)。中央値が48万円ということは、半数の世帯は48万円以下でリフォームしています。床・内装の費用も「どこまで手を入れるか」で次の3段階に分かれます。
気になる部屋だけ手を入れる方法。民間のリフォーム情報サイトの目安では、6畳の部屋で床の張り替えが9万〜18万円程度、上貼りが6万〜14万円程度、壁紙(クロス)の張り替えが3万〜7万円程度とされています。
居室だけでなく廊下・玄関・収納まで、住まい全体の床・壁・天井をまとめる方法。当社の「内装のみ」は80㎡で税込約220万円(税別200万円)です。床は上貼り・スタンダードグレードの場合で、張り替えに変更する場合は差額が加わります。
壁を抜いてLDKを広げる、水回りを動かして動線を作り直すなど、使い方から見直す内装リノベーション。当社も対応しており、建物の構造や下地の状態で費用が変わるため、現地調査のうえ個別にお見積もりします。
間取りから見直すリノベーションは、解体してみないと分からない部分が費用を左右します。図面と現地を確認したうえで個別にお見積もりし、無理に大きな工事をお勧めすることはありません。
部分ごとに頼む場合は、手を入れた部屋のぶんだけ費用がかかり、そのつど養生や古い建材の処分費用も必要になります。当社の「内装のみ」は、居室だけでなく廊下・玄関・収納まで含めて住まい全体の床・壁・天井をまとめる範囲で、80㎡で税込約220万円。水回り4点(キッチン・浴室・洗面・トイレ)まで含めた「まるごとリフォーム」は80㎡で税込約440万円です。どこまで手を入れるかで金額が変わるので、料金シミュレーターで面積と工事範囲を選んでいただくと、その場で概算がわかります。当社はこのシミュレーションと同じ金額でお引き受けすることを方針としており、総額が最初にわかるため、後から見積もりが膨らみにくいのが特徴です。
床と壁は、選び方しだいで仕上がりも費用も変わります。着手前に押さえたいのは次の3点です。
多くの分譲マンションでは、管理規約で床材の遮音等級が定められています。全国マンション管理組合連合会によると「LL45以上のフローリングを使用すること」といった規定が一般的で、理事会の承認や工事後の遮音性能の証明を求められる場合もあります。
床のきしみや沈みの原因が仕上げ材にあるのか下地にあるのかは、はがしてみて初めて分かることがあります。張り替えは既存の床材をはがすため、下地の状態を確認しながら進められるのが利点です。
上貼りは解体と廃材の処分が減るぶん費用を抑えやすい方法です。一方で床の高さが少し上がるため、扉の開閉や敷居との段差の確認が必要になります。張り替えは費用が上がるかわりに、高さと下地の両方を調整できます。
「この床は上貼りでいけるのか」という段階のご相談でかまいません。当社は図面と現地を確認したうえで、実現できるプランをご提案します。専有部分・共用部分などマンション特有のルールはマンションリノベーションの記事で詳しく解説しています。
正直にお伝えすると、内装をきれいにすること自体を目的とした床や壁紙の張り替えだけでは、2026年9月時点で使える国の補助金はありません。ただし、工事の目的や内容によっては対象になる制度があります。介護保険の住宅改修費では、滑りの防止のための床材の変更が対象工事の1つとされ、支給限度基準額は20万円です(バリアフリーリフォームの記事で詳しく解説しています)。また、床や壁を開けるタイミングで断熱材を入れる「躯体の断熱改修」はみらいエコ住宅2026事業の対象で、対象部位は外壁/屋根・天井/床とされ、部位ごとに定められた最低使用量以上の断熱材を使うことが条件です。
この事業のリフォームでは、開口部の断熱改修と躯体の断熱改修を組み合わせて行うことが要件とされています。補助上限は住宅の新築時期と達成する基準によって分かれ、平成4年〜平成28年に新築された住宅で40万円または80万円、平成3年以前の住宅で50万円または100万円。対象は原則、平成28年12月31日以前に新築された住宅です。内装を新しくするタイミングは床下や壁の中に手が届くため、断熱を同時に検討しやすい機会です。制度の概要は補助金のページでもまとめています。当社は制度のご案内・ご相談に対応しています。
※補助制度の情報は2026年9月時点のものです。金額・要件・受付期間は変更・終了する場合があるため、申請前に必ず公式サイトでご確認ください。
愛知県日進市の築26年・専有面積80㎡のマンションで、水回り4点と内装・建具を全面的に刷新しました。壁・床・天井を一度解体し、下地の状態を確認しながら工事を進めた事例です。施工期間は45日。内装の仕上がりは、日進市マンション全面リノベーションの事例ページの写真でご覧いただけます。
はい、壁紙の張り替えだけのご依頼も承っています。1部屋だけ、廊下だけといった範囲でもかまいません。床の張り替えや畳から洋室への変更など、ほかの工事と組み合わせることも可能です。ご予算とご要望に合わせて工事範囲をご提案します。
民間のリフォーム情報サイトの目安では、6畳の部屋で床の張り替えが9万〜18万円程度、上貼りが6万〜14万円程度、壁紙(クロス)の張り替えが3万〜7万円程度とされています。当社では住まい全体の床・壁・天井をまとめる内装のみのプランを80㎡で税込約220万円としています。建物の状態や床材のグレードで変わるため、正確な費用は無料のお見積もりでご確認ください。
多くのマンションでは、管理規約で床材の遮音等級が定められています。全国マンション管理組合連合会によると「LL45以上のフローリングを使用すること」といった規定が一般的で、理事会の承認や工事後の遮音性能の証明を求められる場合もあります。規約の条件に合う床材からお選びいただければ変更できます。現地調査と規約の確認のうえ、実現できるプランをご提案します。
内装をきれいにすること自体を目的とした床や壁紙の張り替えだけでは、2026年9月時点で使える国の補助金はありません。ただし、介護保険の住宅改修費では、滑りの防止のための床材の変更が対象工事の1つとされ、支給限度基準額は20万円です。また、床や壁を開けるタイミングで断熱材を入れる躯体の断熱改修は、みらいエコ住宅2026事業の対象です。この事業では開口部の断熱改修と躯体の断熱改修を組み合わせて行うことが要件とされています。最新の条件は必ず公式サイトでご確認ください。
料金シミュレーターの金額でそのままお引き受けする方針です。あとから追加費用が膨らみにくく、予算の見通しを立てやすくなります。
間取りから変えるリノベーションや用途を変えるコンバージョンにも、費用を抑えたまるごとリフォームにも、1箇所だけの部分リフォームにも対応します。今のお困りごとに必要な範囲だけのご依頼で問題ありません。
施工はリフォーム業歴15年・年間60〜80件の提携施工会社が担当し、マンション全面リノベーションで最短45日の実績があります。点検やご相談などのアフターフォローには期限を設けず、末永く対応します。
この記事は、名古屋を中心に愛知・岐阜・三重・長崎エリアのリフォームのご相談を承る窓口 K Renove Design が作成しました。施工は提携施工会社が担当します。