COLUMN

壁や床のカビは、
リフォームで防げる?

建材メーカーのDAIKENは、壁紙を貼り替えても、住まいの環境によってはカビがまた出ることがあるとしています。
自分で落とせないときは、カビの広がりや床材の傷みに応じて、クリーニング業者への依頼や、壁紙の貼り替え、床の下地の補修を相談し、あわせて換気や家具の置き方など湿気の原因を見直します。

最終更新:2026年10月6日

この記事でわかること

結露といえば窓が目に付きますが、東京都は、温度差が大きければ、結露は目に見えない場所でも起きているとしています。この記事では、東京都の住まいの衛生に関する案内と、壁材や床材をつくっている建材メーカーDAIKENの公式の解説をもとに、見つけたカビを自分で落とすか工事を相談するかの見分け方、張り替えの前に確かめたい湿気の原因、張り替えるときの壁材・床材の選び方の3つを順に見ていきます。

窓の結露そのものの対策は窓の結露の記事に、床や壁紙の張り替えの費用の目安は床・内装リフォームの記事にまとめてあるので、この記事では壁と床のカビの話に絞ります。

自分で落とすか、工事を相談するかを見分ける

DAIKENは、壁のカビについての解説で、部屋の壁にカビを見つけたら早めに手を打つよう勧めています。放っておくと胞子が飛んで広がり、表面だけでなく壁紙の裏や下地にまで根を張って、取り除くのが難しくなるおそれがあるためです。

最初に見るのは、壁紙の素材です。DAIKENによると、広く使われているビニールクロスなら水や洗剤を使えるので、出始めのカビは家にある道具でも落とせます。一方、和紙や布のように水を吸う壁紙は家庭では落としにくいとして、業者に相談するか、貼り替えを考えるよう勧めています。自分で落とすときについて、DAIKENは、窓を開けて風を通し、胞子を吸い込まないためのマスクと手を守るゴム手袋を着けて作業するよう勧めています。東京都は、薬剤でカビを取る作業では、胞子が周りに散って広がらないよう気をつけるよう呼びかけています。

次に見るのは、試したあとの状態と、カビの広がりです。DAIKENは、試しても落とせない、思ったより根深くて手に負えないといった状態なら、専門のクリーニング業者に頼むことも考えるよう勧めています。カビが広い範囲に及んでいたり、壁紙の裏や下地まで侵していたりする場合は、表面のカビを取ってもまた生えてくることがあり、元から取り除く根本的な対策が要るとしています。そのうえで、表面の手当てではカビを取りきれない場合には、壁紙の貼り替えを検討するよう勧めています。

床については、DAIKENの床のカビについての解説が、フローリングにしみ込んだカビは自分で取るのが難しく、漂白剤を使うなど誤った方法で取ろうとすると、床を傷めたり色を変えたりして元に戻せなくなる場合があるとして、専門業者への相談を勧めています。どの方法でも落ちない場合や、床材が腐ったり傷んだりしていることによる場合は、表面の手当てでは追いつかずにカビが繰り返し出るとし、建物の骨組み(躯体)や下地の補修・改修が必要になることが多いので、早めに専門業者へ相談するよう勧めています。

張り替える前に、湿気の原因を確かめる

DAIKENは、壁のカビの解説の中で、住まいの環境によっては壁紙を貼り替えてもカビがまた出ることがあるとしています。

東京都の室内環境対策の案内は、カビは換気が足りないなどの理由で湿度が上がると発生し、湿度の高い水まわりや、空気がこもりやすい押入などで増えるとしています。カビが家具の裏の壁に出ているなら、家具を壁にぴったり付けていないかを見ます。東京都は、壁とのあいだを5センチメートル以上あけて、空気が流れるようにするよう勧めています。押し入れやクローゼットの中なら、スノコを敷いて空気の通り道をつくる方法が有効だとしています。浴室や台所の近くなら、換気扇を使い終わってすぐに止めていないかを見直します。東京都は、使ったあともすぐには止めず、十分に換気するよう呼びかけています。

床のカビについて、DAIKENは、原因の大部分は水分だとして、こぼした飲み物の拭き残し、梅雨や長雨で上がる湿度、暖房器具を使うことで起きる結露などを挙げ、同じ場所に水分がしばらくとどまると床材が吸ってカビが増えるとしています。ラグやカーペットを敷いている床や、マットレス・寝具をフローリングにじかに置いたままの床も注意が必要だとし、布団をじかに敷いているなら、毎日たたむことでカビが出にくくなるとしています。

家そのものの条件が関わることもあります。DAIKENは、日当たりの悪い北側の部屋を物置にしている住まいや、基礎が低く床下に湿気を防ぐコンクリートが打たれていない古い家では、カビが出やすくなるので、こまめな換気や掃除が求められるとしています。そのうえで、自宅の住宅性能や使われている建材、湿度が上がりやすい場面をつかんでおくことが、原因を断つための大きな手がかりになるとしています。

張り替えるなら、壁材・床材も選ぶ

DAIKENは、壁のカビの解説で、カビが生えにくい壁材の代表として、調湿機能をもつ壁材を挙げています。湿度が高いときは湿気を吸い込み、下がると吐き出すことで、カビが育つ要素の一つである湿気を調える仕組みだと説明しています。

同社の調湿壁材「さらりあ~と」のページでは、水分を吸う力がクロス仕上げの壁の約6倍と示されています。これは、6畳間の壁一面(8m2)にこの壁材を張った場合について、23℃で相対湿度を50%から75%に上げて12時間おいた条件のデータから換算した値です。同じページで同社は、調湿の働きで室内の湿度が下がっても、室内で出る水蒸気の量、換気不足、窓や壁の断熱性能の不足、外の気象条件などが重なると、結露やカビが出る場合があると注記しています。調湿壁材を選ぶときも、前の章で確かめた湿気の原因への手当てと組み合わせて考えます。

床材について、DAIKENは床のカビの解説で、水ぬれに強く、カビの発生を抑える機能をもつ床材が売られているとしています。ぬれたまま長く置かれても水を吸いにくいフローリングは、一般的な木質の床材と比べて色の変化やシミが出にくいとし、新築やリフォームを考えている人には、カビを抑える機能の高い床材を選ぶことを勧めています。

当社は、壁紙や床材の張り替えを含む床・内装のリフォームのご相談を受け付けています。お問い合わせフォームでは、工事内容がまだ決まっていない段階のご相談もお受けしており、ご相談・現地調査・お見積もりは無料です。

国の補助制度

住宅の省エネリフォームを支援する国の補助制度は、「住宅省エネ2026キャンペーン」として、国土交通省・経済産業省・環境省が実施する複数の事業を組み合わせた仕組みになっています。このうち、窓など開口部の断熱改修は環境省の「先進的窓リノベ2026事業」、外壁・屋根天井・床などの断熱改修やエコ住宅設備の設置は国土交通省の「みらいエコ住宅2026事業」、エコキュートなど高効率給湯器への交換は経済産業省の「給湯省エネ2026事業」が、それぞれ対象としています。

制度の全体像や申請の流れは、補助金のページで整理しています。各事業の詳しい要件・対象製品・受付状況は、「住宅省エネ2026キャンペーン」の公式サイトと、各事業の公式サイトでご確認ください。賃貸集合住宅の給湯器の交換には、経済産業省が実施する「賃貸集合給湯省エネ2026事業」もあります。当社は制度のご案内・ご相談に対応しています。

※補助制度の情報は2026年10月6日時点のものです。金額・要件・受付期間は変更・終了する場合があるため、申請前に必ず公式情報をご確認ください。

よくあるご質問

窓の結露を内窓などで止めれば、部屋のカビも減りますか?

それだけで減るとは限りません。東京都は、暮らし方が変わらなければ室内の空気に出る水分の量は同じなので、窓で結露しなくなった分の水分が押入や家具の奥など見えないところで結露し、カビが大量に出ることもあるとしています。そのうえで、温湿度計を置いて暖房を20度程度にする、調理や入浴の前後と寝る前によく換気するなど、結露しにくい暮らし方にすることを第一に挙げています。

壁のカビを、市販のカビ取り剤で落としてもよいですか?

水で十分に拭き取れない場所では、水酸化ナトリウムを含むものは控えるよう、DAIKENは勧めています。同社によると、市販のカビ取り剤に多く使われるこの成分は強いアルカリ性で、肌につくとやけどのようになり、乾いたあとも再びぬれると危ないため、使ったら水でしっかり拭き取る必要があります。また、塩素系の洗剤を酸性の洗剤やお酢と一緒に使うと有害な塩素ガスが出るとして、混ぜないよう注意しています。

DAIKENの調湿建材は、エアコンなどと併用できますか?

はい。DAIKENは、自社の調湿・消臭建材について、エアコンや加湿器と併用して住まいの湿度を快適にするよう案内しています。同社は、この建材が施工するだけで、在宅中も留守中も電気を使わずに室内環境を快適に保つとも説明しています。

K Renove Designに相談するメリット

01

価格が最初にわかる

料金シミュレーターの金額でそのままお引き受けする方針です。あとから追加費用が膨らみにくく、予算の見通しを立てやすくなります。

02

予算に合わせて選べる工事範囲

間取りから変えるリノベーションや用途を変えるコンバージョンにも、費用を抑えたまるごとリフォームにも、1箇所だけの部分リフォームにも対応します。今のお困りごとに必要な範囲だけのご依頼で問題ありません。

03

施工体制とアフター対応

施工はリフォーム業歴15年・年間60〜80件の提携施工会社が担当し、マンション全面リノベーションで最短45日の実績があります。点検やご相談などのアフターフォローには期限を設けず、末永く対応します。

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この記事は、名古屋を中心に愛知・岐阜・三重・長崎エリアのリフォームのご相談を承る窓口 K Renove Design が作成しました。施工は提携施工会社が担当します。