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まず確かめたいのは、今の水圧が選ぶ便器の必要水圧を満たすかです。TOTOのネオレストと、手洗いをつながないパナソニックのアラウーノは、流動時0.05MPaが下限です。
余裕がないときや手洗いをつなぐときは製品や部品の選び方が変わり、停電・断水時の流し方も製品ごとに違います。
この記事では、タンクレスの便器を選ぶ前に家で確かめておきたい条件を、TOTO・LIXIL・パナソニックの公式の情報をもとに3つに分けて整理しました。水圧が足りているか、足りないときや手洗いをつなぐときに何を選ぶか、停電や断水のときにどう流すか、の順に見ていきます。
タンクレスにしたときの費用はトイレリフォームの費用の記事に、今の便器の排水の位置の確かめ方はトイレの排水位置の記事に、手洗い器の付け方はトイレに手洗い器を後付けする記事にまとめてあるので、ここでは水圧と停電・断水への備えに絞ります。
LIXILは、自社のタンクレストイレのサティスについて、水道から来る給水の圧がそのまま洗浄の力を左右すると説明しています。そこで最初に、選びたい製品がどれだけの水圧を求めているかと、今の家の水圧を比べます。
メーカーが示す下限は製品ごとに決まっています。TOTOはネオレストの最低必要水圧を流動時で0.05MPaとしています。パナソニックはアラウーノシリーズのQ&Aで、L150シリーズ・S160シリーズ・New アラウーノVに手洗いをつながない場合の使用水圧範囲を、流動時0.05MPaから静止時0.75MPaまでとしています。今の水圧がこの下限以上なら、その製品は候補に残せます。下限に届かないなら、その製品は候補から外します。
アラウーノについて、パナソニックは同じQ&Aで、止水栓をいっぱいに開けた状態でバケツに水を受け、アラウーノが必要とする水量が出るかを確かめる簡易な方法を示しています。測るときは、アラウーノ専用止水栓かロータンク用止水栓のどちらかと、約1mの耐圧ホース、ホースバンドを用意する必要があるとしています(工事のときは製品に同梱の止水栓を使います)。あわせて、洗面所や浴室などで同時に水を使うと流動時の水圧が下がるため、ほかの水栓も使っている状態で下限を保てるかを確かめるよう求めています。
水圧に余裕がない家について、TOTOはネオレストの「ハイブリッドエコロジーシステム」を挙げています。水道から直接来る水の勢いに、本体に内蔵したタンクから加圧ポンプで送る流れを組み合わせて洗浄する仕組みで、同社は、最低必要水圧を満たしていれば2階・3階や高層マンション、水圧の低い地域でも設置して使えるとし、高台の家やマンションのリフォームに向くと案内しています。
LIXILのサティスでは、水圧不足を補う加圧装置「低流動圧対応ブースター」を後から付けることができます。水のエネルギーをためておき、洗浄のときに放って勢いを補う装置で、機種によって合うタイプが違うため、便器のフタの裏にある品番を見て、同社の表から選びます。ただしブースターにも動くための下限があり、流動時0.05MPa(毎分13L以上)と静水圧0.15MPa以上が必要です。また、リフレッシュシャワートイレのタンクレスと、品番の末尾にAが付かないDVS400型には付けられません。
便器と一緒に手洗いをつなぐ予定があるなら、求められる水圧が上がることがあります。パナソニックは、アラウーノにアラウーノ専用手洗いを接続する場合の使用水圧範囲を、流動時0.1MPaから静止時0.75MPaまでとしています。測った水圧が0.05MPaは超えていても0.1MPaに届かないなら、専用手洗いをつなぐ組み合わせは同社の示す範囲から外れるため、手洗いの付け方を考え直すことになります。
タンクレスの便器は、停電や断水のときの流し方がメーカーや製品によって違い、手元に用意しておくものも変わります。
TOTOのネオレストは、停電していても水道が出ていれば、便器の側面のパネルか後ろのカバーを外し、中にある給水リングと水ためリングを操作して流せます。この操作に電池は使いません。水道も止まったときは、6〜8L程度の大きめのバケツで便器のボウルへ直接水を注ぎます。ネオレストを選ぶなら、電池の用意は要らず、断水に備えてバケツと水を用意しておきます。
パナソニックのアラウーノは、L150シリーズとS160シリーズなら、便ふたの内側の上部にあるカバーに9Vの乾電池を入れ、スイッチで流せます。L150シリーズは停電だけで水道が出ていればバケツでの補充は要りませんが、断水のときは流したあとにバケツで水を足します。S160シリーズは給水しないため、いつもバケツでの補充が要ります。L150・S160シリーズとNew アラウーノVには非常用の手動ハンドルも付いていますが、手動で流したあとはバケツでの補充が必要です。アラウーノを選ぶなら、L150・S160シリーズでは9Vの乾電池とバケツを、New アラウーノVではバケツを備えておくことになります。
LIXILのサティスは、停電時の流し方の案内で、タイプや販売された時期によって方法が違うとしており、便フタの裏か本体の側面にある品番シールでタイプを確かめてから、同社の表で方法を見ます。2013〜2016年に売られたSタイプでは、別売の「停電時便器洗浄キット」を本体につないで洗浄ボタンを押し、キットが無いときは断水時と同じくバケツの水を便器に直接流します。今あるサティスがこのSタイプなら、キットを持っているかを確かめておきます。
水圧が足りているか分からない、停電への備えをどうするか決めきれないといった段階でも、お問い合わせフォームからご相談いただけます。当社はトイレのリフォームに対応しています。
住宅の省エネリフォームを支援する国の補助制度は、「住宅省エネ2026キャンペーン」として、国土交通省・経済産業省・環境省が実施する複数の事業を組み合わせた仕組みになっています。このうち、窓など開口部の断熱改修は環境省の「先進的窓リノベ2026事業」、外壁・屋根天井・床などの断熱改修やエコ住宅設備の設置は国土交通省の「みらいエコ住宅2026事業」、エコキュートなど高効率給湯器への交換は経済産業省の「給湯省エネ2026事業」が、それぞれ対象としています。
制度の全体像や申請の流れは、補助金のページで整理しています。各事業の詳しい要件・対象製品・受付状況は、「住宅省エネ2026キャンペーン」の公式サイトと、各事業の公式サイトでご確認ください。賃貸集合住宅の給湯器の交換には、経済産業省が実施する「賃貸集合給湯省エネ2026事業」もあります。当社は制度のご案内・ご相談に対応しています。
※補助制度の情報は2026年10月4日時点のものです。金額・要件・受付期間は変更・終了する場合があるため、申請前に必ず公式情報をご確認ください。
アラウーノでは影響が出る場合があります。パナソニックによると、手洗いをつながない場合と手洗い付きのNew アラウーノVでは、使用水圧が0.07MPa以下のときに、便器を洗浄している最中におしり(ビデ)洗浄を使うと、ノズルから出る水の勢いが弱く感じられることがあります。手洗い付きの場合のこの値は、便器の洗浄面だけに給水しているときの流動時の圧力です。
設定を変えれば使える範囲があります。パナソニックは手洗い付きのNew アラウーノVの使用水圧範囲を0.05MPa〜0.055MPaと0.055MPa〜0.75MPaの2段に分けており、低いほうに当たるときは、手洗いの水が出終わってから便器を洗浄する設定に切り替えるよう案内しています。出荷の時点では、便器の洗浄と手洗いの吐水が同時に行われる設定になっています。
LIXILは、まず使い方を見直し、そのあと便器の詰まり、止水栓、ストレーナー、給水ホースの順に確かめるよう案内しています。使い方では、一度に紙を流しすぎていないかと、大便のときに大洗浄を使っているか(小洗浄では水が足りません)を見ます。そのうえで、便器に紙や汚物が部分的に詰まっていないかを確かめ、止水栓は全開にし、給水のごみを受ける網(ストレーナー)は掃除し、給水ホースが折れ曲がっていれば同社の修理受付センターに修理を頼みます。それでも水圧不足が疑われるときは、購入した販売店や工務店に相談するよう勧めており、一部の機種を除いて洗浄水量を増やせるとしています。
料金シミュレーターの金額でそのままお引き受けする方針です。あとから追加費用が膨らみにくく、予算の見通しを立てやすくなります。
間取りから変えるリノベーションや用途を変えるコンバージョンにも、費用を抑えたまるごとリフォームにも、1箇所だけの部分リフォームにも対応します。今のお困りごとに必要な範囲だけのご依頼で問題ありません。
施工はリフォーム業歴15年・年間60〜80件の提携施工会社が担当し、マンション全面リノベーションで最短45日の実績があります。点検やご相談などのアフターフォローには期限を設けず、末永く対応します。
この記事は、名古屋を中心に愛知・岐阜・三重・長崎エリアのリフォームのご相談を承る窓口 K Renove Design が作成しました。施工は提携施工会社が担当します。