COLUMN

ブロック塀の点検と撤去、
使える市の補助金

傾き・ひび割れは大丈夫か。撤去には市の補助金が使えるのか。
日進市・名古屋市・長久手市・豊橋市の制度と、撤去したあとの選択肢をまとめました。

最終更新:2026年9月9日

この記事でわかること

ブロック塀は経年で劣化が進み、地震の際に倒壊すると通行人にけがをさせる事故につながることがあります。この記事では、今のブロック塀を確かめる目安、撤去したあとの選択肢、撤去に使える日進市・名古屋市・長久手市・豊橋市の補助金という3つを順にまとめます。

当社は外構・エクステリア工事に対応しており、ブロック塀の撤去やつくり替えのご相談も承っています。

今のブロック塀を確かめる

国土交通省は平成30年6月21日、住宅局建築指導課から「建築物の既設の塀(ブロック塀や組積造の塀)の安全点検について」を公表し、別紙1としてチェックポイントを示しました。ここで紹介する別紙1の数値と、建築基準法施行令第六十二条の八が定める規定は、どちらも補強コンクリートブロック造の塀に適用されるものです。組積造(れんが造、石造、鉄筋のないブロック造)の塀については、別紙1に別の数値が示されています。

01

高さと厚さ

建築基準法施行令第六十二条の八は「高さは、2.2メートル以下とすること」「壁の厚さは、15センチメートル(高さ2メートル以下の塀にあつては、10センチメートル)以上とすること」と定めています。国土交通省のチェックポイントも「塀の高さは地盤から2.2m以下か」「塀の厚さは10cm以上か。(塀の高さが2m超2.2m以下の場合は15cm以上)」の2点を確認項目にしています。

02

控え壁と基礎

同条は「長さ3.4メートル以下ごとに、径九ミリメートル以上の鉄筋を配置した控壁で基礎の部分において壁面から高さの5分の1以上突出したものを設けること」「基礎の丈は、35センチメートル以上とし、根入れの深さは30センチメートル以上とすること」とも定めています。チェックポイントでは「塀の長さ3.4m以下ごとに、塀の高さの1/5以上突出した控え壁があるか。(塀の高さが1.2m超の場合)」「コンクリートの基礎があるか」を確かめます。

03

見た目で分かること/専門家に見てもらうこと

チェックポイントは「塀に傾き、ひび割れはないか」を見た目で確認できる項目としています。そのうえで「<専門家に相談しましょう>」として、「塀に鉄筋は入っているか」「塀の中に直径9mm以上の鉄筋が、縦横とも80cm間隔以下で配筋されており、縦筋は壁頂部および基礎の横筋に、横筋は縦筋にそれぞれかぎ掛けされているか」「基礎の根入れ深さは30cm以上か。(塀の高さが1.2m超の場合)」を挙げています。鉄筋の有無や基礎の深さは目視では判断しづらく、専門家への相談が案内されている項目です。

これらの規定には条件があります。建築基準法施行令第六十二条の八は「高さ1.2メートル以下の塀にあつては、第五号及び第七号を除く」と定めており、控え壁と基礎の規定は塀の高さが1.2メートルを超える場合に適用されるものです。また同条には「ただし、国土交通大臣が定める基準に従つた構造計算によつて構造耐力上安全であることが確かめられた場合においては、この限りでない」という規定もあります。この記事で紹介したのは点検の目安であり、個別の塀が基準に適合しているかどうかの判断や必要な対応は、市の建築担当窓口や専門家にご確認ください。当社も現地の状況を確認したうえで、ご相談に対応します。

条文はe-Gov法令検索(建築基準法施行令)、チェックポイントは国土交通省の公表資料(PDF)で確認できます。

撤去したあと、どうするか

ブロック塀を撤去したあとの外まわりは、目的に合わせてつくり替えられます。目隠しの役割を保ちたい場合はフェンスへの置き換え、駐車スペースやアプローチを整えたい場合はその整備、庭として使いたい場合はタイルテラスへの改装が選択肢になります。建物内部の工事とあわせてのご依頼も承っています。

フェンスへの置き換えでは、LIXILの木樹脂フェンスが1型・高さ800mm×幅1195mm・間柱式(本体1枚+柱1本+柱端部材)で価格帯60,900円〜と公表されています。表示価格はメーカー希望小売価格で、商品のみの価格であり、取付費・工事費などは別途、特別な表示があるもの以外は税別です(LIXIL「ご利用条件」より)。実際の費用は現地の状況や施工範囲で変わるため、現地調査のうえお見積もりします。

愛知県内では、活用しきれていなかった庭をタイルテラスへ改装した施工事例があります。ブロック塀を撤去したあとの敷地も、同じ発想で使いやすい空間につくり替えられます。詳しくは愛知県 庭→タイルテラス エクステリアリノベーションの施工事例をご覧ください。

外壁や屋根など、家の外まわりの工事もあわせて考えたい場合は外壁・屋根リフォームの記事もご覧ください。

ブロック塀の撤去に使える市の補助金

ここで紹介する内容は2026年9月9日時点の各市公式サイトの情報です。金額・要件・受付期間は変更されることがあるため、申請前に必ず各市の公式サイトでご確認ください。ここでの単価は補助額を計算するための単価であり、撤去工事そのものの相場ではありません。

日進市

日進市の「ブロック塀等撤去費補助事業」は、撤去に要した経費と撤去したブロック塀等の延長に1メートル当たり1万円を乗じて得た額のいずれか少ない額の2分の1の額とし、10万円を限度とします。対象になるのは道路等からの高さが1メートル以上のものです。補助金交付申請は、撤去工事に契約・着工する前に正本1部を提出してください。詳しくは日進市公式サイトでご確認ください。

名古屋市

名古屋市は「主な木造住宅密集地域の場合、補助金額等が異なります。」としています。「補助対象(主な木造住宅密集地域以外)」となるのは「道路に面する高さ1m以上のブロック塀等の撤去(隣地に面する部分等は補助対象外とし、道路に面する部分のみ補助対象となります。)」で、この場合の「ブロック塀等撤去費助成」は対象撤去費用の2分の1以内、1メートルあたり6,000円、10万円のいずれか低い金額を助成します。工事の契約・着手前に申請をし、交付決定を受ける必要があります。4月から申請の受付を開始します。詳しくは名古屋市公式サイトでご確認ください。

長久手市

長久手市の「令和8年度ブロック塀等撤去費補助事業」は、撤去に要した経費と撤去したブロック塀等の面積に1平方メートル当たり15,000円を乗じて得た額のいずれか少ない額の2分の1の額とし、200,000円を限度とします。ブロック塀等の撤去業者との請負契約は、交付決定通知後としてください。受付は令和8年4月7日(火曜日)から令和9年1月29日(金曜日)まで、先着順受付(5件予定)です。詳しくは長久手市公式サイトでご確認ください。

豊橋市

豊橋市の「ブロック塀等撤去費補助金」は、撤去工事費の2分の1の額と、単価×ブロック塀等の延長で計算した額のいずれか少ない方の額を、上限10万円で補助します。単価は補強コンクリートブロック塀・レンガ及び大谷石等の組積造の塀が1メートルあたり5,000円、その他これらに類する塀・万代塀等が1メートルあたり4,000円です。対象は個人であること、市税を滞納していないこと、撤去後に再度ブロック塀等を設置しないこと(フェンス又は生垣等は可)などです。交付決定前に契約および工事着手しないこととされています。令和8年度の申込受付は令和8年4月9日13時00分から開始します。詳しくは豊橋市公式サイトでご確認ください。

当社は制度のご案内・ご相談に対応しています。

よくあるご質問

ブロック塀の劣化が心配です。どこを見ればよいですか?

国土交通省が示すチェックポイントでは、塀の高さと厚さ、控え壁と基礎の有無、傾きやひび割れの有無を確認します。鉄筋が入っているか、基礎の根入れ深さが十分かは目視での判断が難しく、専門家への相談が案内されている項目です。当社では現地調査のうえ状況を確認し、必要な対応をご提案します。

補助金は、どんな種類の塀でも対象になりますか?

対象になる塀の種類や高さの要件は市によって異なります。豊橋市は補強コンクリートブロック塀・レンガ及び大谷石等の組積造の塀を1メートルあたり5,000円、その他これらに類する塀・万代塀等を1メートルあたり4,000円と区分しています。日進市は道路等からの高さが1メートル以上のものを対象としています。名古屋市・長久手市を含め、詳しい対象要件は各市の公式サイトでご確認ください。

ブロック塀を撤去したあと、目隠しはどうすればよいですか?

フェンスへの置き換えで対応できます。LIXILの木樹脂フェンスのような既製品を使う方法のほか、駐車スペースやアプローチの整備、庭をタイルテラスに改装する方法もあります。豊橋市の補助金には「撤去後に再度ブロック塀等を設置しないこと(フェンス又は生垣等は可)」という要件があり、フェンスへの置き換えはこの要件を満たします。

古い塀が今の基準に合っていない場合、すぐに直さないといけませんか?

この記事で紹介したのは、国土交通省が示した安全点検のチェックポイントです。個別の塀について必要な対応は、市の建築担当窓口や専門家の確認が要ります。当社は現地の状況を確認したうえで、撤去やつくり替えのご提案をします。

K Renove Designに相談するメリット

01

価格が最初にわかる

料金シミュレーターの金額でそのままお引き受けする方針です。あとから追加費用が膨らみにくく、予算の見通しを立てやすくなります。

02

予算に合わせて選べる工事範囲

間取りから変えるリノベーションや用途を変えるコンバージョンにも、費用を抑えたまるごとリフォームにも、1箇所だけの部分リフォームにも対応します。今のお困りごとに必要な範囲だけのご依頼で問題ありません。

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施工体制とアフター対応

施工はリフォーム業歴15年・年間60〜80件の提携施工会社が担当し、マンション全面リノベーションで最短45日の実績があります。点検やご相談などのアフターフォローには期限を設けず、末永く対応します。

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この記事は、名古屋を中心に愛知・岐阜・三重・長崎エリアのリフォームのご相談を承る窓口 K Renove Design が作成しました。施工は提携施工会社が担当します。