COLUMN
クリナップは、熱や汚れへの強さ、掃除のしやすさ、見た目などに優先順位をつけてから素材を選ぶよう勧めています。人工大理石より熱や耐久性を重く見るなら、ステンレスかセラミックが候補です。
候補が決まったら、その素材の弱点を補う加工や使い方を確かめ、色や質感はショールームで実物を見て決めます。
LIXILは、キッチンを選ぶときの要点の一つに天板(ワークトップ)の素材を挙げ、面積が広くキッチンの印象を左右するうえ、毎日使うのでキズの付きにくさや手入れのしやすさも気になるところだとしています。クリナップも、素材や色、大きさしだいで、使い勝手も部屋の雰囲気も大きく変わるとしています。この記事では、キッチンをつくっているメーカーの公式の情報をもとに、何を優先して素材を絞るか、候補の素材の弱点をどう補うか、最後に何を実物で確かめるかの3つを順に見ていきます。
ワークトップの高さや間口の決め方はキッチンの高さ・幅の記事にまとめてあるので、この記事では素材の話に絞ります。
クリナップは、ワークトップの選び方の解説で、天板に求められる性能として、熱に強いこと、汚れにくいこと、掃除がしやすいこと、劣化やさびが起きにくいこと、強度があること、デザイン性が高いことの6つを挙げています。そのうえで、自分にとってどれが大事かの順位を先に決めておけば、目的に合った素材を迷わずに選べるとしています。
熱いものをよく置く、長く傷ませずに使いたいなど、熱や耐久性を重く見る場合です。同じ解説でクリナップは、人工大理石の短所を説明する中で、耐久性や耐熱性を重視する人にはステンレスかセラミックを勧めています。ステンレスは汚れ・カビ・においが付きにくく耐久性に優れた素材、セラミックは調味料や洗剤で色が変わりにくく、衝撃やひっかきキズにも、熱にも強い素材として紹介されています。
色柄をインテリアに合わせたい場合です。LIXILのワークトップ選びのコラムは、人造大理石はほかの素材より色やデザインの種類が多く、扉と色をそろえるなどインテリアにこだわる人に好まれているとしています。クリナップも、人工大理石は色やデザインが豊富で部屋に合わせやすく、水垢が目立ちにくいと説明しています。
予算も絞り込みの材料になります。セラミックについて、クリナップは高額な点を唯一の難点に挙げ、LIXILもステンレスや人造大理石より価格が高いことが気にされやすいと書いています。ステンレスは、LIXILによれば一般にコストを低く抑えやすい素材です。
ステンレスを選ぶなら、キズと水垢への備えを考えます。LIXILとクリナップはどちらも、ステンレスは表面にキズが付きやすく、水垢が目立ちやすいと説明しています。キズが気になる人は、表面に細かな凹凸を付けたエンボス加工や、バイブレーション加工のような表面加工がされた製品を選ぶと気になりにくくなる、とLIXILは書いています。クリナップも、水垢を落としやすくするコーティングや、キズを目立ちにくくする加工が開発されているとしています。
人造大理石を選ぶなら、熱と色の変化に気を配ります。LIXILは、ふだんの使い方なら問題はないとしたうえで、油やしょうゆをこぼしたまま放っておくと跡が残る場合があること、耐熱性はステンレスに及ばないので熱い鍋をじかに置かないほうが無難なことを挙げています。紫外線の影響も受けやすく、白やベージュのような淡い色は、長年使ううちに黄ばむことがあるとしています。淡い色を選ぶときは、この点も承知しておきます。
熱への強さは、製品によって示され方が違います。LIXILのリシェルのワークトップのページでは、リシェルの人造大理石トップについて、350℃に熱した空の鍋を20分間置いても目立った変色や変形はなかったという同社の実験結果を載せています。それでも同社は、きれいに長く使うために、ふだんは鍋敷を使うよう勧めています。クリナップの解説も、人工大理石はステンレスやセラミックより熱に弱いとしていますが、こうした解説の説明は素材全般の話で、こちらはリシェルという製品についての同社の試験結果です。
呼び名にも違いがあります。LIXILは、樹脂を主な材料にした人工の素材を人造大理石と呼んでいます。一方クリナップは、樹脂を固めたものを人工大理石、天然大理石を砕いてセメントや樹脂などで固めたものを人造大理石と呼び分けています。同じ名前でもメーカーによって中身が違うことがあるため、この記事では各メーカーの呼び名をそのまま使っています。
セラミックでは、LIXILがリシェルのセラミックトップについて、高温のフライパンや鍋を直接置いても変形や変色が起きにくいとしつつ、表面が熱くなるので鍋敷を使うよう勧めています。また、硬くとがった物を落としたり端に衝撃を与えたりすると割れや欠けの原因になること、金属の調理器具を引きずると表面に汚れが付くことがあり、水を含ませたメラミンスポンジで落とせることも注記しています。
素材の性能は、同じ素材でもメーカーの加工や意匠によって変わる場合があります。クリナップはこの点を断ったうえで、詳しい性能や価格は各メーカーのホームページやカタログで確かめるよう勧めています。同社の製品では、選べるワークトップの素材がシリーズによって違うとも注記しているので、クリナップのキッチンを検討するなら、希望の素材がそのシリーズで選べるかも見ておきます。
色や質感は、カタログの写真だけで決めないようにします。LIXILは、リシェルのセラミックトップについて、焼くときの熱のかかり方や釉薬の重なり具合で色味や光沢、柄の出方が変わるため、カタログやサンプルと納品される品とで柄や色味が異なると説明しています。リシェルでは、色味や質感を詳しく見られるサンプルも用意されています。クリナップも、気になる素材はショールームで質感や色味を確かめることを勧めています。
当社は、キッチンのリフォームに対応しています。素材の候補を絞り切れていない段階でも、お問い合わせフォームからご相談いただけます。
住宅の省エネリフォームを支援する国の補助制度は、「住宅省エネ2026キャンペーン」として、国土交通省・経済産業省・環境省が実施する複数の事業を組み合わせた仕組みになっています。このうち、窓など開口部の断熱改修は環境省の「先進的窓リノベ2026事業」、外壁・屋根天井・床などの断熱改修やエコ住宅設備の設置は国土交通省の「みらいエコ住宅2026事業」、エコキュートなど高効率給湯器への交換は経済産業省の「給湯省エネ2026事業」が、それぞれ対象としています。
制度の全体像や申請の流れは、補助金のページで整理しています。各事業の詳しい要件・対象製品・受付状況は、「住宅省エネ2026キャンペーン」の公式サイトと、各事業の公式サイトでご確認ください。賃貸集合住宅の給湯器の交換には、経済産業省が実施する「賃貸集合給湯省エネ2026事業」もあります。当社は制度のご案内・ご相談に対応しています。
※補助制度の情報は2026年10月5日時点のものです。金額・要件・受付期間は変更・終了する場合があるため、申請前に必ず公式情報をご確認ください。
使うことが勧められています。LIXILはリシェルのセラミックトップについて、食品を扱うときは衛生面からまな板などを使うよう勧めており、セラミック製の包丁を直接使うとキズの原因になるとも注記しています。
はい。クリナップは、人工大理石は研磨でキズを補修でき、その補修はステンレスやセラミックより簡単だとしています。
いいえ、簡単には消せません。LIXILは、ステンレスに一度付いたキズは簡単には落とせないとしています。
料金シミュレーターの金額でそのままお引き受けする方針です。あとから追加費用が膨らみにくく、予算の見通しを立てやすくなります。
間取りから変えるリノベーションや用途を変えるコンバージョンにも、費用を抑えたまるごとリフォームにも、1箇所だけの部分リフォームにも対応します。今のお困りごとに必要な範囲だけのご依頼で問題ありません。
施工はリフォーム業歴15年・年間60〜80件の提携施工会社が担当し、マンション全面リノベーションで最短45日の実績があります。点検やご相談などのアフターフォローには期限を設けず、末永く対応します。
この記事は、名古屋を中心に愛知・岐阜・三重・長崎エリアのリフォームのご相談を承る窓口 K Renove Design が作成しました。施工は提携施工会社が担当します。